- DeliPa(デリパ)は私たちNEO FLAG.が運営しています
- 2011年創業。狭いアパートに情熱だけを詰め込んで
- なんでもない日もおめでとう!記念日レストラン「NEO DINING.」オープン
- ケータリングサービスが大躍進!ポータルサイトで人気ランキング1位を獲得
- ケータリングの売上も0に。悪夢の新型コロナウイルス到来
- 2020年4月、緊急事態宣言発出
- “料理は人をつなぐ”地域の方に向けたテイクアウト&デリバリーサービスで改めて気付かされたこと
- カップINケータリングサービスからはじまったオンライン懇親会向け料理宅配「DeliPa(デリパ)」
- 1都3県から全国へ。ついに提供数10万食を達成した「DeliPa(デリパ)」
- 会えない日々でも人の輪を。「DeliPa」は皆様のコミュニケーションに華を添える存在でありたい
いつもオンライン懇親会向け料理宅配「DeliPa(デリパ)」をご利用いただきありがとうございます。
2020年12月からサービスを開始したDeliPa。早いもので提供開始から丸1年が経過しました。
この1年間、DeliPaはコロナ禍のオンラインコミュニケーションをより一層充実させる存在として、数多くのお客様にご活用いただいてまいりました。おかげさまで2021年12月現在の利用企業様は、5000社を突破。各プランの合計提供数は約10万食にのぼります。
サービス提供開始から1年の節目を迎えたいま、DeliPaが生まれるまでの道のりを改めて振り返ってみようと思い、この記事を執筆しています。
誠に勝手ではございますが、お付き合いいただけたら幸いです。
DeliPa(デリパ)は私たちNEO FLAG.が運営しています
その前に、まず自己紹介をさせてください。
オンライン懇親会向け料理宅配「DeliPa(デリパ)」、オンライン懇親会用MC付き料理宅配「Parti(パルティ)」は、株式会社NEO FLAG.が運営しています。
私たちはこれらのオンライン懇親会関連事業に加え、「ウェディング事業」「ケータリング事業」「レストラン事業」「企業イベントプロデュース事業」を展開してまいりました。
…カンの良い方は、この事業内容を見てすでにお気づきかもしれません。
ご想像の通り、これらはいずれも新型コロナウイルスにより大打撃を受けた業種であり、もちろん当社も例外ではありませんでした。
2011年創業。狭いアパートに情熱だけを詰め込んで
NEO FLAG.の創業は今から10年前。東日本大震災の混乱が未だ冷めやらぬ2011年9月のことです。メンバーは、代表を含めて4名の超小ぢんまり企業。オフィスとは名ばかりの狭小アパートが我々のスタート地点でした。
その頃の私たちには、お金も、人脈も、充分な仕事もありませんでした。
言葉にするのは少し気恥ずかしいのですが、そこにあったのは“情熱”だけでした。
「世の中から悲しいニュースをなくしたい」
「私たちと関わるすべての人たちを豊かな気持ちにしたい」
そんな思いをかたちにすべく、まず立ち上げたのはウェディング事業でした。
なんでもない日もおめでとう!記念日レストラン「NEO DINING.」オープン
ありがたいことにお客様の口コミが広がり、ウェディング事業が徐々に軌道に乗りはじめました。
当時の私たちは、特定の店舗を持たないウェディングプロデュース事業者。そのため、新郎新婦様のご要望にマッチする会場を貸し切り、ウェディングパーティを行ってきました。経営上、家賃等のコストがかからない利点はあります。しかし、いつも“できること”には制限がありました。
例えば、キャンドルサービスや花火は、火気厳禁のためできない会場が多いのです。
私たちは新郎新婦様の晴れの日に、お二人がやりたいことを全力で叶えられないことにやきもきしていました。
当時はまだ売上上々とまではいえないほど。しかしお客様がもっと喜んでくださるならと、レストランの開業を決めました。店舗を構えてしまえば、自社の責任のもと、新郎新婦様のどんなご要望にも応えられます。キャンドルサービスや花火だけでなく、ファイヤーダンスだって可能です。
私たちが開業した記念日レストラン「NEO DINING.」のコンセプトは、「365日毎日が記念日」。
ウェディングパーティに加え、結婚記念日やカップルの記念日、ご家族の誕生日などお客様のあらゆる特別な日をお祝いするレストランです。
カレンダー上はなんでもない平日でも、お客様と大切な人にとっては思い出が詰まった記念すべき1日があります。私たちは「なんでもない日もおめでとう!」をモットーに、様々なお客様の記念日を、全力でお祝いしてきました。
おかげさまで平日は主にお子さま連れのお客様に、週末はウェディング利用のお客様にご来店いただき、笑顔の絶えないにぎやかな空間となりました。
ケータリングサービスが大躍進!ポータルサイトで人気ランキング1位を獲得
2018年、レストラン事業が順調に進む中、「ケータリングを注文したい」との要望が寄せられるようになりました。一部のウェディングパーティで提供していたケータリングが評判となり、多くの企業様から問合せが相次いだのです。
私たちはお客様の声に応えるように、ケータリングサービスをスタートしました。
NEO DININGのケータリングメニューは、“パーティに華を添える彩り”と“レストランのシェフが手がけるプロの味”が強みです。料理の美味しさがお客様の間で評判となり、誰もが知る有名企業や官庁からも注文が相次ぎました。ケータリング関連のポータルサイトで人気ランキング1位を獲得したのもその頃です。
翌2019年には、ケータリング受注件数2000件を突破。会社としても過去最高益を叩き出しました。その頃、NEO FLAG.の仲間たちは総勢80名になっていました。
ケータリングに加え、ウェディング事業、企業イベントプロデュース事業も順調そのもの。
「このまま突き進んでいこう!いける!」と確信していました。
ケータリングの売上も0に。悪夢の新型コロナウイルス到来
2020年1月、「隣国で感染症が流行っているらしい」と話題に上るようになりました。世界中で急速に感染が広がった、新型コロナウイルスです。
そこから先はあっという間でした。
まず「3月の注文」が入ってこないのです。
3月は歓送迎会、卒業式、新卒者の事前研修など、イベントが特に多い月です。そのためケータリングを注文するお客様も多い傾向にあります。しかし、それが一切といっていいほどありません。
かかってくる電話は、キャンセル、キャンセル、キャンセル…。
200件を超える予約がほぼキャンセルとなりました。理由は全て「新型コロナの影響」。もちろんお客様に一切の非はありませんから、キャンセル料など頂戴するわけにもいきません。
3月の売上は大きく落ち込み、翌4月に至ってはついに売上が0になりました。
2020年4月、緊急事態宣言発出
2020年4月、コロナ禍で初の緊急事態宣言が発出されると、国内のありとあらゆるイベントが中止に。ケータリングに加え、ウェディングパーティも軒並みキャンセルとなりました。
80名いたスタッフの多くにも、休業を要請しなければなりませんでした。
“料理は人をつなぐ”地域の方に向けたテイクアウト&デリバリーサービスで改めて気付かされたこと
2020年5月。依然厳しい状況は続いていました。私たちはこんな時期だからこそ何かできないかと考え、地域の方々に向けたランチボックスのテイクアウト&デリバリーサービスを開始しました。
テレワーク中の方。休校になったお子さまがいる方。外食したくてもできない方。
近隣にお住まいのさまざまなお客様にお越しいただきました。
そして「美味しい料理をありがとう!」「とても助かっている」とあたたかい言葉をかけていただきました。
そこで私たちは改めて気付かされました。「料理は人と人をつなぐものだ」と。
テイクアウト&デリバリーは、地域の方々に役立てていただけるならとはじめたサービスです。しかし、逆に励まされ、削がれていた気力を取り戻したのは私たちのほうでした。
この場を借りて、改めてお礼を言わせてください。その節は本当にありがとうございました。
カップINケータリングサービスからはじまったオンライン懇親会向け料理宅配「DeliPa(デリパ)」
2020年8月。新型コロナの感染者数が落ち着き、少しずつケータリングサービスの問合せが入るようになりました。
お問合せくださるお客様は、一様に感染不安を抱えていました。
社内行事のような大勢で料理を囲むシチュエーションは、まさに3密そのものです。しかし「在宅勤務続きで同僚たちと会えていない」「美味しい料理を囲んで親睦を深めたい」「今だからこそ社内イベントを通して結束を強めたい」と話す方がほとんど。
未曾有の事態に直面しながらもコミュニケーションをあきらめないお客様の姿勢に心を揺さぶられながら、いま私たちにできることを考えました。
飲食を生業にする者として、美味しい料理を安全に楽しんでほしい。
私たちが提供する料理が、人と人をつなぐものであってほしい。
そんな思いから、スタートしたのが「カップINケータリングサービス」です。
私たちは法人のお客様へのケータリングサービスを通して、コロナ禍の働き方が大きく変わりつつあると肌で感じていました。
テレワークが主流となり、社員間のコミュニケーションもオンラインに移行していること。
働く人たちが、“出社しない毎日”や“メール・WEB会議ツールのみでのやりとり”に、不安を感じていること。
これらのお悩みに対し、私たちが考えつく解決策はただひとつでした。
それは“同じ料理を食べて、同じ時間を過ごすこと”。
私たちは、ウェディングパーティや企業イベント、記念日のお祝いごとなど、さまざまなシチュエーションで料理を提供してまいりました。大切な人とつながりを感じ、打ち解け、笑顔が生まれる場所の中心には、美味しい料理が欠かせないことをよく知っています。それは、交流の場が“リアル”から“オンライン”に変わっても、揺るぎないはずです。
こうしてオンライン懇親会向け料理宅配「DeliPa(デリパ)」が生まれました。
1都3県から全国へ。ついに提供数10万食を達成した「DeliPa(デリパ)」
2020年12月、「DeliPa(デリパ)」を提供スタート。最大200箇所のオンラインイベント参加者様のもとへ、同じ料理を届けるサービスです。
はじめは1都3県(埼玉・神奈川・千葉)のお客様を対象に、サービスを展開してきました。しかし話題が話題を呼び、全国各地から「うちにも届けてほしい!」と要望が相次ぎました。
2021年2月、対象エリアを全国に拡大(沖縄、島しょ部を除く)。
配送先は当初の5倍である1000箇所を可能としたサービス「DeliPa Cool(デリパクール)」をリリースしました。
お客様の口コミやリピート利用の効果もあり、DeliPa Coolは提供後わずか2ヶ月で1.2万食を達成。
2021年7月にはオンライン懇親会の司会や企画、配信などを総合的にサポートする「Parti(パルティ)」をスタート。オンライン内定者懇親会やオンライン忘年会等の社内イベントを中心に、依頼が次々と舞い込みました。
それからもDeliPaは成長を続け、2021年11月、ついに提供数10万食を突破しました。
会えない日々でも人の輪を。「DeliPa」は皆様のコミュニケーションに華を添える存在でありたい
ケータリング売上が0になった時は、“経営危機”の文字がずっと頭の中にありました。しかし、さまざまなお客様の声が私たちを危機から救ってくださいました。先日とあるお客様から「ただ料理を食べたいだけじゃない。その先にある情報交換や交流といった“コミュニケーション”が目当て」と言われ、ハッとさせられました。
当社のスローガンにもある“記念日”は、人と人の関係性を抜きにしては成立しません。人は、大切な誰かとのつながりを感じるために、記念日を祝うのではないでしょうか。
社内イベントやウェディングパーティ、オンライン懇親会…そのイベントがどのようなかたちであれ、参加されるお客様にとっては、その日、その時間だけの記念すべきひとときです。そして、そこで生まれる交流こそ、何よりかけがえのないものだと感じています。
私たちはこれからもお客様のコミュニケーションに華を添える料理の提供のみならず、イベントそのものの価値がが上がるサポートをしてまいります。
お客様の記念すべきひとときがより良い時間になると信じて。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。今後ともDeliPa/Partiをよろしくお願いいたします。
DeliPa/Parti サービス統括 槙島千城